online store

- 2022.06.14

マスクメイク&おうちメイク第5回「おうちメイク~リップ&チーク編~」

TAKAKO流 “おうちリップ&チークメイク”

3.リップグロスを塗る

「メイクというと“盛る”イメージがありますが、ナチュラルな“おうちメイク”にはチーク、リップどちらも自然に血色をアップしてくれる色づかいがおすすめです。
チークならパール感のあるもの、リップならグロスとツヤの出るタイプを選べば、ヘルシーな可愛らしさもプラスできますよ。気分が上がらない時ほど健康的なメイクを心がけて、メイクでハッピーを引き寄せましょう。」

1.思い切り笑ってチークをのせる

1_思い切り笑ってチークをのせる

ピンク、ベージュ、レモンイエローのパウダーを混ぜながらブラシに取り、手の甲でまんべんなくなじませます。思い切り笑って頬の一番高くなる部分を中心に、チークを“丸勾玉”状にのせます。
チークはなるべく大きめのメイクブラシを使用するのがおすすめ。小さなブラシでちょこちょこ塗り重ねてしまうとムラになるので、パウダーをブラシにまんべんなく取り、ふんわりのせて少しずつ色を重ねていくのがコツです。

<使用アイテム>
TAKAKO スターリングパウダー¥8,600+税/光研
TAKAKOさんプロデュースのマルチパウダー。ピンク、ベージュ、レモンイエローのパウダーがひとつに。フェイスパウダー、チーク、アイシャドウなどマルチに使えます。色を混ぜて使うことでメイクの幅がさらに広がります。ブラシ付き。
 

2.あご先にピンクを仕込む

2_あご先にピンクを仕込む

ブラシの先にピンクのパウダーを取り、手の甲でまんべんなくなじませてからあご先にのせます。
あご先にピンクのパウダーをのせるだけで、小顔効果が! ピンクによって両頬とあご先に三角形ができ、縦ラインが強調されるのです。セレブメイクでも取り入れている秘密のテクニックです。

3.リップグロスを塗る

3_リップグロスを塗る

ベビーピンクのリップグロスをチップに取り、唇自体よりややオーバーめにのせます。リップブラシがあれば、チップ付きのグロスでもブラシで塗る方が仕上がりはきれいなので、おすすめです。

<使用アイテム>
TAKAKO スターリングリップス¥3,800+税/光研
TAKAKOさんプロデュースのリップグロスは、屈折率の高い「高ツヤスムースオイル(ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン)」が配合され、唇の縦ジワが目立ちにくいのがポイント。さらにオリジナルブレンドのパールがくすみがちな唇を血色よくぷるんと見せてくれます。
 

<TAKAKOさんからの美メッセージ>

チークは“混ぜ色”で垢ぬける!

チークというとピンク色を頬に丸く入れるもの、なんて思っている人はちょっと古いかも!? 1色のチークを頬にポンっと置いてしまうと、そこだけ浮いたような印象になってしまって、とっても不自然。立体感のあるチークの秘訣は、色をブレンドすることにあり、です!
「チークは、可愛さや若々しさを出すならきちんと仕上げたいパーツです。とはいえ、“塗る”というより、自分の頬の血色を自然にアップしてくれるぐらいに色味を足すぐらいのイメージで徐々にトーンを上げていくのが鉄則です。
単色のチークをそのまま塗ってしまうと色味が強すぎてしまうので、“なじみカラー”と混ぜるのがおすすめ。混ぜることで自然になじんで、立体感も演出してくれます。
“なじみカラー”として用意したいのは、レモンイエローやベージュ。パウダーファンデーションやフェイスカラーにも似た色がありますが、コントロールカラーやハイライターとして販売されているものや、マルチユースのパウダーとして開発されているものがよいですね。
今回の“おうちメイク”ではピンク系のカラーを使っていますが、そのほかにおすすめなのはオレンジ。ビタミンカラーでヘルシーな印象になります。オレンジにブラウンのチークを混ぜると、グッとおしゃれに見えます。
ブラシは、あれば付属のものでもよいですが、できれば大きめのメイクブラシを使うと仕上がりに差が出ます。メイクブラシは、料理でいうなら包丁みたいなもの。よいものを使えば、使い勝手もよくて仕上がりも見違えます。
そしてブラシに取ったら、手の甲でなじませましょう。ブラシにまんべんなくパウダーがいきわたった状態でのせないと、スタンプを押したようになってしまうので、注意してくださいね!」
 

チークはしっかり笑ってのせる!

チークをのせる“頬の一番高いところ”って、そもそもどこのことをいうのでしょう? ざっくりいうと頬骨の上あたりですが、その位置は表情によって変わります。笑顔になった時に上がり、表情を元に戻すと下がるんです。チークを塗る時は、思い切り笑うのがTAKAKOさん流です。
「頬って、表情によって結構動くパーツなんですよね。メイクする時ってだいたいひとりきりなので、鏡に向かって無表情にメイクしている人も多いと思うんですが、チークをのせる時は笑うのが正解です。それも軽く微笑むのではなくて、がっつりオーバーめの笑顔で仕上げるのがコツなんです。
チークを無表情なまま塗ってしまうと、実際の頬の位置よりも下がって見えてしまうので、せっかく血色カラーをプラスしても顔全体まで下がったような印象になってしまいます。ちょっとほっぺたが痛くなるぐらい笑って高くなる位置を中心にしましょう。
チークを丸く入れると、若くフレッシュな印象になりますが、顔がちょっと丸っこく見えてしまいます。頬の一番高い位置を中心に目の脇にかけて“丸勾玉”状に流すようにのせてあげると、シャープで垢ぬけた印象になり、小顔効果も。
ちなみに、これはチークに限ったことではありませんが、鏡を正面からしか見てないと、塗りムラが出てしまったり、グラデーションがきれいに出なかったりするので、メイクするパーツに合わせて鏡を見る角度も調整しましょう」
 

シュガースクラブマッサージでふっくら唇に!

秋冬はとくに乾燥が気になるシーズン。マスクをすることで潤うイメージがありますが、マスクの中の湿度が上がることで、かえって肌の水分が奪われてしまうそう。お肌はもちろんのこと、皮膚の薄い唇はとくに乾燥しやすいパーツです。そんな時のスペシャルケアとして取り入れたいのが、シュガースクラブマッサージです。
「唇がカサカサになると、せっかくのリップグロスやリップカラーもきれいにのらなくなります。つい引きはがしてしまうという人もいるかもしれませんが、無理にはがしてしまうとよりデリケートな状態になってしまうので、さらに乾燥し、荒れやすい悪循環に陥ってしまいます。
そんな時に試してほしいのがシュガースクラブマッサージ。唇専用のものが市販されています。お風呂上りや、ホットタオルで唇の皮がやわらかくなっている時に、唇の上にのせてクルクル小さく円を描くようにスクラブで少しずつ荒れた部分を取り除いてあげます。力を入れすぎず、軽く圧をかけるぐらいでOK。マッサージ後は、保湿力の高いリップクリームでしっかり保湿を。
マスクをつけるようになって、リップケアの習慣がなくなってしまっている人も少なくないようですが、乾燥しやすいパーツなので唇には少なくともリップクリームは塗ってあげましょう。薬用のものや、シアバターを配合した濃厚なものなど、ちょっとリッチなものでケアするとやっぱりリカバリーも早いのでおすすめです。
シュガースクラブでのスペシャルケアだけでなく、スキンケア後など、唇も日常的にマッサージしてあげると血行がよくなり、荒れにくくなります。リップクリームを塗り、スクラブマッサージと同様にクルクル円を描くようにマッサージします。ちなみに、私は歯磨き後に指で歯茎もマッサージしています。歯茎だけでなく顔の血行も促進され、むくみが取れるんですよ。」
 

Profile

TAKAKO


 
ロンドン、NYでメイクアップアーティストとして活躍後、帰国。『VOGUE』などの雑誌、広告、NYコレクションの表紙等を手掛ける。日本へのヘアメイクの第一人者の一人。そのグローバルなメイクテクニックは幅広い層に絶大な人気を誇り、モデルや女優はもちろん、政界に携わる人をも魅了。30年以上培ったノウハウを活かしたコスメをプロデュースするほか、近著『もう常識にはとらわれない! 50歳からのいい女』(かざひの文庫)など著書多数。メディアや公演・イベントなどを通じて、世の女性一人ひとりが輝く為の情報発信している。

YouTube 「ビューティークリエイターTAKAKO」で検索♪

イラスト/和全 撮影/加藤タカミツ モデル/鈴木みら 取材・原稿/船津麻子